「トッケビ」の視聴感想です。これはまさに新・韓流ドラマの真骨頂!
運命、永遠の愛、不滅の命、生と死、親子愛、友情、初恋、孤独、切なさ—。
その全てを極上の音楽と映像で包み、映画さながらのスケール感で一流のスタッフ&俳優陣で作り上げた新・韓流ドラマともいうべき作品です。
「トッケビ」って何?という予備知識ゼロ状態でみたので、最後まで終わりが分からないストーリー展開に、とにかく続きが知りたくて、全ての登場人物の行く末が気になって、久しぶりに夜も寝ないで何話も見続けましたー!
(2017年視聴。古いブログから移行した記事です)
↑「トッケビ」名シーン。映像の美しさは必見!!!
トッケビ あらすじ・キャスト・スタッフ
【ストーリー】
命を落とした高麗時代の英雄、キム・シンは神の力によって永遠に死ぬことが出来ない命を生きる“トッケビ=鬼”となる。彼を解き放てるのは“トッケビの花嫁”と呼ばれる存在のみ。900年以上が経ったある日、シンは自らをトッケビの花嫁だと主張するウンタクと出会うが…。
【キャスト】
- コン・ユ「コーヒープリンス1号店」「ビッグ」「新感染」
- キム・ゴウン「恋はチーズ・イン・ザ・トラップ」「ユ・ヨルの音楽アルバム」「ザ・キング」
- イ・ドンウク
- ユ・インナ「王妃の男」「シークレット・ガーデン」「星から来たあなた」
- ユク・ソンジェ
- キム・ソヒョン
- チョン・ヘイン「よくおごってくれる綺麗なお姉さん」「刑務所のルールブック」「ある春の夜に」「ユ・ヨルの音楽アルバム」
【スタッフ】
脚本:キム・ウンスク「相続者たち」「ミスターサンシャイン」「太陽の末裔」「ザ・キング」
最高視聴率20%超!初回放送からチャンネル歴代視聴率を更新!
放送を重ねるごとにファンが爆発的に増加し社会現象となった超話題作。
“韓国のゴールデングローブ賞”と呼ばれる第53回百想芸術大賞では脚本家キム・ウンスクが大賞を、コン・ユが最優秀演技賞を獲得!
キム・ウンスク脚本家のスーパーヒット作
この「トッケビ」は脚本家、キム・ウンスクさんの作品です。韓国ドラマファンならば知らない人はいないというほど、数々の大ヒットドラマを生みだしたヒットメイカー。
2004年の『パリの恋人』(SBS)で一躍人気脚本家の仲間入りし、最高視聴率57・4%を獲得したこのドラマ以降、“正統派ラブストーリー”の名手として「パリの恋人」から15年たった今でも、韓国ドラマ界の超トップ脚本家として活躍中です。
「太陽の末裔」や「ミスター・サンシャイン」など、壮大なラブ・ロマンスを書かせたら右に出るものはいない韓流ドラマを代表する脚本家の一人。
5年出演を断り続けたコン・ユ
そんな人気脚本家作品であるにも関わらず、コン・ユはなんと5年もの間キム作家のラブコールを断り続けていたそう!
最近はドラマじゃなくて、映画が主な活躍の場になってましたからね~。
しかし5年越しのラブコールがつに実って、大ファンであるコン・ユが出演する事となった作品なので、キム作家の脚本への熱の入れようは大変なものだったとか。
私もキム作家の脚本ほぼすべて見ていますが、トッケビが一番好きです。
そして結果的にはアジアを席巻した大ヒットドラマとなり、コン・ユも喜んでいるかな?
トッケビはまさにコン・ユのためのドラマ
キム・シンという様々な側面を持つファンタジーな存在に、血と肉を与え、等身大の人としての命を吹き込んでいるのがコン・ユです。
900年間生きてきた孤独な武人。
自分の罪と向き合いながら、周りの人間が死にゆくのを見送り続る男。
不滅の命に終止符を打つ「花嫁」を待望している鬼。
高級ブランドに身を包み、ステーキと読書を好む、きままな暮らしを楽しむ財閥。
さらには、花嫁に出会ってからは、初恋にうろたえる少年のような姿も見せてくれます。
この全てをコン・ユは自然体で全く無理なく演じ切っています!
こんなにも複雑かつ魅力的なキャラを作り上げたキム・ウンスクもすごいけど、これを完全に消化してコン・ユというフィルターを通じて更に魅力的にしてしまうコン・ユ、やっぱりすごい俳優だなぁ~
そしてこの様々な顔を演じながら、ファッションショーか!ってくらい次々にハイブランドな衣装で登場してくるコン・ユも、もちろん見どころの一つですね。
いやぁ、ほんとに彼は服が良く似合う!服が似合う似合わないって、多少生まれついた才能みたいなところがありますね。どんなにスタイルが良くても似合わない人は似合わないし。
キム・ゴウンちゃん、初お目見え
本作品で大スター、コン・ユ相手に堂々と相手役を務めているキム・ゴウンちゃんですが、実は私はこの作品で初めて彼女を観ました。(視聴したのは2017年です)
最初の登場シーンでは「ん?え?この子がコン・ユの相手役?!この女子高生?」と正直全然ピンとこず…。
そんな人多いと思いますが💦笑
しかしドラマを観終えた今となっては、このドラマでこの役を演じられるのは彼女以外考えられない!決して一目で「かわいい!」というタイプではないけれど、凛とした佇まいがあって、「鬼の嫁」という役にも説得力があります。
イマドキの女子高生らしいちゃっかりさと、一途に相手を思う健気さと、一人の女の子の正反対の側面を上手く演じていました。
↑圧倒的演技力。圧倒的説得力。完全なファンタジーにリアリティをもたらす彼女の熱演は見事。
脇を固める俳優陣で1本ドラマが出来る
脇役の豪華さは言うまでもないですね。
ユ・インナ(サニー)にイ・ドンウク(死神)!
この二人主演でドラマが一本作れます。(実際最近二人の主演ドラマをやるみたいですね)
トッケビの中で繰り広げられるこのサニーと死神のラブ・ストーリーは、主演二人に勝らぬとも劣らぬ面白さでした(*´з`)
人によってはこの二人の恋物語こそが一番良かったー!という声も聴かれます。
ユ・インナがつかみどころのないサニーという女性をものすごく魅力的に演じていました。色っぽくて、でもサバサバしていて、天然のようでいて、でも情に厚く、人の気持ちがすごくよくわかる女性。これは男性は恋に落ちますね。
↑可愛さとセクシーさを兼ね備えたサニー!
↑このシーン大好きだった!話しかけられない、でも彼女のあとを無言で付いて回る死神。それに気づきながらも、サニーもまた無言‥‥。切なくて切なくて涙(T_T)
鬼の親友となる「死神」もまた、悲しい運命を背負った男。イ・ドンウクさんって純粋な韓国人なのか?ちょっと抜けるような色の白さと憂いのある雰囲気が「死神」にぴったりでした!
↑後半になるともう切なさマックスで、サニーと死神と一緒におばさんも号泣(T_T)
鬼と死神のブロマンス
しかし鬼も死神も、鬼と死神にくせになんでこんなにピュアなんでしょう?
そして40も近いこの俳優たちにこんなピュアな恋愛させて、なんで全く無理がないのでしょう?!ほんとにキム・ウンスクさんの手腕すごいわー、と変なところで感心しきり。
言うまでもなくこのドラマの見どころの一つは、このピュアな大人男性二人のブロマンス♥ですね!
お互いけなし合いながらも友情を深めていく二人。
こんないい男二人が一緒に暮らすなんて、その家の壁になりたい…と思った女性多数。
悲しい宿命を負った二人の、つかの間の笑顔にさえも涙したファンは多かったと思います。
トッケビまとめ感想
まだに韓国ドラマに大旋風を巻き起こしたメガヒット作品。ストーリーの斬新さはもちろん、映像美、音楽、CG、演出、何もかもが一流のドラマでした!
俳優陣のキャスティングも最高だったし、しばらくこのドラマが色んな意味で韓流ドラマ一つの指標となることは間違いないでしょう。
アラフォー男性たちのピュアな恋愛にときめきたい方、是非!
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