「ユ・ヨルの音楽アルバム」視聴感想です!
チョン・へイン&キム・ゴウンの「テヒオッパとウンタク(トッケビ)」コンビが送る、街角の小さな製菓店で始まる男女の恋の行方を描いた、どこか懐かしい匂いのするラブストーリー。
1994年から2005年を時を移しながら物語は進み、実在するらしい「ユ・ヨルの音楽アルバム」というラジオ番組から流れる音楽が映画を彩ります。
決して手放しに幸せとは言えない二人が出会い、すれ違いながらも愛を育む、切なく優しい映画でした(^^)/
ユ・ヨルの音楽アルバム あらすじ・キャスト・スタッフ
あらすじ
「ユ・ヨルの音楽アルバム」は、ラジオから流れてきた音楽のように偶然出会ったミス(キム・ゴウン)とヒョヌ(チョン・ヘイン)が、長いすれ違いを繰り返しながら互いに近づいていく過程を描いた、レトロ感性のロマンス映画。監督:チョン・ジウ
脚本:イ・スギョン
出演者:
- キム・ゴウン「トッケビ」「恋はチーズインザトラップ」
- チョン・ヘイン「ある春の夜に」「あなたが眠っている間に」
- パク・ヘジュン「ミセン」「アスダル年代記」
- キム・グッキ
さて、ネタバレ気味の感想、ご容赦下さい~
ノスタルジックな音楽が映画を彩る
1990年代から2000年代までを、流行りの音楽や世相を反映させながらストーリーを綴っていく様子と、特にラジオ番組がポイントとなるところが「応答せよ1994」を彷彿とさせます。
今年みた「刑務所のルールブック」でもすごく感じたのですが、ラジオ番組から流れる音楽ってどこかノスタルジック。柔らかいDJの語り口に懐かしい曲がかかれば、それだけで鼻の奥がつーんとします💦
ある日ミス(キム・ゴウン)が働く街に小さな製菓店に、通りがかりの高校生、ヒョヌ(チョン・へイン)がふらりと入ってきます。
そのままアルバイトとして居着いたヒョヌですが、何やら触れられたくない過去の秘密がある様子。
へインくん、まさかの高校生、制服姿!!
基本へインくんには盲目ですが、この制服姿は少々無理があった気もしますがww、まぁそこはご愛嬌!
可愛い小さな製菓店で働き、高校生アルバイトのチョン・へインと出会う人生も生きてみたかった!…と思わずにはいられないシチュエーションです(*´з`)
しかしお互いが気になりながらも、運命はそうたやすく二人に微笑みません。
別れの言葉を交わすこともなく、二人は離れ離れになってしまいます。
自分の犯した過ちからなかなか立ち直れずもがくヒョヌ(チョン・へイン)と、思い描く自分になれずに不安を抱えながら生きるミス(キム・ゴウン)は、それぞれの時を過ごしながらも、どこかでお互いの事に思いを馳せ、そんな思いが二人を引き寄せたのか、数年後、偶然の再会の時がやってきます。
しかしまたしても!
せっかく会えたのに、長く一緒にはいられない二人・・・。
またすぐにお別れです。
でも前回のお別れとは違い、次の約束があることが希望の光です✨
果たして二人は約束通り、無事に再会できるのか‥。
こんな風に、切ないすれ違いを繰り返す二人です。
無理やり作った逆境と天涯孤独がちょっと・・・
前に「ある春の夜に」の視聴感想でも書きましたが「逆境で耐えるチョン・へイン」が大好物♡です。まぁ私だけじゃなくてみんなそうだと思うんですが笑
この制作陣もその「耐えるチョン・へイン」を描きたかったんでしょうね。へインくんは今回もまた逆境に置かれてます!
でもね。
その「逆境」が、いかにもへインのために逆境作りました~!という感じで(^^;)
それがちょっと抵抗がありました。
高校時代のちょっとした悪ふざけから、取り返しのつかない罪を負うことになったという少々無理のある設定・・・。しかも家族は誰も彼を信じず、絶縁状態?そこら辺もあまり詳しく描かれず、無理やりの天涯孤独感です。
キム・ゴウンちゃん演じるミスも、これまた血のつながらない姉(のような人)がいますが、基本的に孤独です。
孤独な人間同士が出会うという設定は嫌いじゃないけど、バックグラウンドが曖昧だと説得力にかけてドラマ全体が薄っぺらくなってしまい、そこがちょっと残念でした。
リアルながらも美しいラブシーン
二人の背景の描き方に少々引っかかりながらも、それでも物語は終始美しく、切なく、主演二人の魅力で先へと引っ張られます。
↑こんな艶めかしいシーンもあったりして。
基本的にラブシーンは全てすごく綺麗で、それでいて二人の息遣いも聞こえてきそうなリアルさで素敵でしたー(*´з`)
↑ミスの姉、キム・グッキさん。すごくいい役だったけれど、もう一人の脇役、パク・ヘジュンさん同様に扱いが少々雑でした。もうちょっと彼女の役に何か意味を持たせて欲しかった。
↑で、私の大好きなパク・ヘジュンさんが出てました!
出演知らずに観ていたので嬉しいサプライズ♡
が、せっかく良い俳優さんなのに、なんとも中途半端な役で💦
良い人なのか、嫌なやつなのか、よく分からないままでしたね…
(ちなみにパク・ヘジュンさんが光り輝いているのは「アスダル年代記」の朴訥な武将役!もしくは「ミセン」も良かった。まだ観たことない方是非ーー!)
「ユ・ヨルの音楽アルバム」まとめ感想
さて、結論から言うと、少し脚本の詰めが甘く、人気俳優の二人にあやかってラブストーリーで一発当てようぜ!感が正直否めません笑
脇にもパク・ヘジュン、キム・グッキと味のある俳優さんを据えたのだから、もう少し脚本を詰めて欲しかった!
もっと言うと、題名でもある「ユ・ヨルの音楽アルバム」というラジオ番組もあまりいかされておらず、観終わった今となっては、とってつけたような題名だったと思ってしまいます💦
ラブストーリーは撮影期間が短くても低予算でも、良い脚本と作り手の情熱さえあれば名作が撮れると思っていますが、★4つ以上をあげられるほどの出来ではなかったかな~…
それでも実力派俳優の二人を起用しただけあって、一定のクオリティはもちろんクリアしているので、二人のファンなら観る価値はあります。
ちょっと空いた時間に胸キュンラブストーリーみたいなぁという方にはおススメです。
さらりと観られる、誰もが楽しめる恋愛映画だと思います!
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あと、チョン・へインとキム・ゴウンちゃんはそれぞれ主演ドラマが控えていて、そちらのドラマ情報のリンクを貼っておきますね~。映画もいいけれど、やっぱりドラマが楽しみです(^^)/