「麗~花萌ゆる8人の皇子たち」の感想です(^^)/
現代からタイムスリップしたヒロインが出会ったのは、高麗時代の8人の皇子たちだった!
歌手のIUをヒロインに、8人の皇子たちを今をときめくイケメン俳優達が演じる、歴史大河ラブロマンスです♥
公式サイトを含む色々なところで「ラブ・コメディ」という表記を見かけますが、全然コメディじゃないよ~重いよ~暗いよ~💦
邦題の「花萌ゆる」って何だろう…
花っぽい華やかな雰囲気は一瞬あったかなという程度ですので、題名にだまされませんように(^^;)
時空を超えたヒロインの悲恋と、皇位をめぐる皇子たちの血で血を洗う争いが描かれ、最後5話くらいは涙涙の視聴となり、切なさマックスです。
が!私はむしろそこが好みでした(*´з`)
歴史ドラマはお手の物のイ・ジュンギですが、久しぶりの本格ラブロマンスで、もう旬は終わったと思っていた(ファンの皆さますみません)彼のカッコよさに完全ノックアウト😍
特に大ファンというわけでもなかったのですが、やっぱりカリスマ俳優と呼ばれるだけの事はあると納得~!これだけ皇子たちが並んでもダントツに輝いてました✨
中盤から脚本が怪しくなり★3つと悩みましたが、いくつかの名シーンとイ・ジュンギのかっこよさでぎりぎり★4つです。
↑同時期に「雲が描いた月明かり」や「花郎(ファラン)」の放映があり、争奪戦だったと思われるキャスティング。こうやって改めて並べてみると圧巻の豪華さ♪
この「麗」のベッキョン(EXO)と、「花郎」のV(BTS)はどちらもドラマ初出演で、どうしても比べちゃうよね~
あらすじ・キャスト・スタッフ
2016年制作
華流ドラマ「宮廷女官 若曦(ジャクギ)」のリメイク作品あらすじ
ある日、化粧品販売員のコ・ハジン(IU)は湖に溺れた子供を助けようとして溺れてしまう。目を覚ますとそこは高麗時代。コ・ハジンの魂は少女ヘ・スの体で目覚め、高麗の初代皇帝ワン・ゴンの宮廷で生活を送ることになる。そこで出会ったのは8人の美しい皇子たち。優しい第8皇子ワン・ウク(カン・ハヌル)と惹かれ合う一方、冷徹な第4皇子ワン・ソ(イ・ジュンギ)に幾度となく危機を救われたへ・スはワン・ソの素顔に触れ次第に距離を縮め始めた矢先、彼が後の第4代皇帝光宗だと知ってしまう。へ・スの恋は歴史を変えてしまうのか。(公式サイトから)
キャスト
- イ・ジュンギ「夜を歩く士〈ソンビ〉」「アラン使道伝-アランサトデン-」「朝鮮ガンマン」
- IU(アイユー)「プロデューサー」「キレイな男」「麗」
- カン・ハヌル「相続者たち」「ミセン-未生-」「椿の花咲く頃」
- ホン・ジョンヒョン「ヴァンパイア☆アイドル」
- ナム・ジュヒョク「恋はチーズ・イン・ザ・トラップ」
- ベクヒョン(EXO)
- ジス「麗」「力の強い女ト・ボンスン」「初恋は初めてなので」
- ユン・ソヌ『7番房の奇跡』
- キム・サノ「生意気なヨンエさん」
- ソヒョン(少女時代)「熱愛」
演出:キム・ギュテ「大丈夫、愛だ」「その冬、風が吹く」
脚本:チョ・ユニョン「シンデレラマン」
ラブコメというよりは、時空を超えた愛の物語
私は実はこのドラマ以前にチャン・ヒョクの「輝くか、狂うか」(チャン・ヒョクsiiがワン・ソを演じました)を観たので、それなりに皇子ワン・ソ=のちの高麗4代目の皇帝、光宗(クァンジョン)についての知識はある状態でした!
実在したワン・ソ(イジュンギ)=光宗は、奴隷解放などで歴史に聖君として名を残した一方で、容赦ない粛清を行い、家族や兄弟までも亡き者にした「血の君主」としても知られているので、この8人の皇子たちも、当然血で血を洗う身内争いになっていくのか~?と、少々構えながら視聴開始です。
と、序盤はそんな気配も感じさせず、煌びやかな皇子たちに囲まれたへ・ス(IU)のお気楽な様子が描かれ、またそれぞれの皇子たちとの友情や淡い恋心など、胸キュンシーンもそれなりに多くて楽しいです(*´з`)
しかし物語も後半になる、やっぱりラブコメ色は完全に封印した展開になってゆき、皇子たちの皇位をめぐる争いが徐々に激化、タイムスリップして現代からやってきたへ・スもその争い深くかかわってゆく事になります。
↑こんなお気楽で楽しいシーンも長くは続きません💦
長い話なので脚本に完璧を求めるつもりはないのですが、全体的に脚本の詰めの甘さが目立った気がします。
皇子たちをめぐる様々なエピソードはそれ自体は飽きのこない展開でよかったのですが、それぞれのキャラクターの心情が分かりにくくて、特に後半になると登場人物たちの言動に共感できない場面が目立つようになり、「?!それは避けられたよね~」とか「どうしてそうなった?!」「えー、そうする?!」というモヤモヤが増えてきます。これは残念ながら最後まで続いて、終わり方もちょっと雑だった気がしてます💦
特にへ・スは最初のうちは「現代からやってきた」という設定で、価値観や考え方、言動が高麗の人々と違う、そこが魅力でもあったのですが、話が進むにつれて、ふつーの高麗の女性になっていき、高麗での常識をわきまえた言動に終始し始めます。
せっかくのタイムスリップ設定なのだから、歴史の先を知る彼女のキャラクターをもっと生かして欲しかったなぁ。
↑可憐で可愛いIU。女優としてのキャリアもかなり積んできたけれど、今回は役をつかむのに苦労したみたい。
↑自分を怖がらず真正面から歯向かうへ・ス。ソもそこに最初は惹かれたんだよね~
でもだんだんと泣いてばかりで暗くなってくる、韓国ドラマヒロインあるある。それが残念!
イ・ジュンギが最高のビジュアルで、最強のツンデレ皇子
とにかくイ・ジュンギのビジュアルが美しいです。顔に傷を持ち、仮面をかぶっているこの設定も私は好みでしたー♥
愛を求めながらも、常に拒否され続けた不遇の皇子が、最強のツンデレ皇子になります。
さすが元祖「美しい男」!
「王の男(2005年)」「犬とオオカミの時間(2007年)」「一枝梅(イルジメ)2008年」の頃から、最近の「アラン使道伝」「朝鮮ガンマン」までイ・ジュンギをリアルタイムで見続けてきましたが、発声も意識しているのか、落ち着いた低い声もいつも違って聞こえ、今まで観たどのイ・ジュンギとも違う、表面上は冷徹無比、その実、心の内には優しさや人を深く愛する心を抱えるワンソがすごく魅力的でした。
これは!という名シーン、いくつかあるのですが、ネタバレしたくないので、貼るのは自粛します~
でもとにかくかっこいい!
他の皇子たちとの年齢差を感じさせないように、かなり体重を落として若返った雰囲気の役作りをしたそうです。そのストイックさがまたかっこいい♪
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