ソン・ジュンギ主演「アスダル年代記 シーズン1(1話~12話)」、視聴完了したばっかりの興奮冷めやらぬ中、早速感想を書きたいと思います(^^)/
まだ”国”という概念もなく、多くの部族がそれぞれ種と文化を守りながら暮らす古代の地、”アス”。
力を持った一部の部族たちが、各部族をまとめ、その頂点に君臨する”王”になろうとし始める。知略、謀略、そして愛憎が渦巻く古代を舞台にした、国家と英雄たちの誕生の物語です。
「アスダル年代記」、韓国ドラマ史上屈指の大作で、必見です!
単なるファンタジーではない、重厚な人間ドラマがみどころ
韓国版「ゲーム・オブ・スローンズ」ですねぇ~。「ロード・オブ・ザ・リングス」のような雰囲気もあります。
まずはそのスケールの大きさと、作りこまれた世界観に圧倒されました!
文字も言語も違う様々な部族、そして彼らの文化や思想、倫理観や死生観の違いまでをも、ドラマの中の様々なセリフやシーンで表現し、アスの世界の奥行きをぐ~っと広げています。
愛と思惑が交錯する人間ドラマの重厚さは、さすが「六龍が飛ぶ」の脚本家が手掛けただけの事はあり、そして監督は「ミセン-未生-」や「シグナル」のキム・ウォンソクという事なので、まさに最強タッグですね!
更に制作は今や世界からも注目されるスタジオ・ドラゴン。
上橋菜穂子さんのファンで、NHKドラマ「精霊の守り人」シリーズをすべて観た私は、何となーく同じようなものを想像していたのだけれど、その想像のはるか上を行く映像と作品のクオリティにただただ脱帽です。
「精霊の守り人」シリーズだって、観た時にはすごく感心したものだけど、これは残念ながら日本の「精霊の守り人」は完敗だなぁ・・・。
アスダル年代記 あらすじ・キャスト・スタッフ
【あらすじ】
まだ”国”という概念もなく、多くの部族がそれぞれ種と文化を守りながら暮らす古代の地、”アス”。力を持った一部の部族たちが、各部族をまとめ、その頂点に君臨する”王”になろうとし始める。知略、謀略、そして愛憎が渦巻く古代を舞台にした、国家と英雄たちの誕生の物語【キャスト】
その他:キム・オクビン、キム・ウィソン、チョ・ソンハ、イ・ドギョン、パク・ヘジュン、パク・ビョンウン、シン・ジュファン、ユ・テオ、チュ・ジャヒョン
【スタッフ 】
脚本:キム・ヨンヒョン、パク・サンヨン
演出:キム・ウォンソク
制作:STUDIO DRAGON
原題:아스달 연대기(アスダルヨンデギ)
韓国放送:2019.06.01 韓国tvN
日本初放送:2019.07.08 Netflix独占配信
さて、語り始めると長くなりそうですが、何しろまだパート1&2を観終わっただけ。パート3までの予定のようなので、総括は3まで全部観てからにしたいと思います。
パート2は「ええー!?ここで終わるの?!」というところでジャジャ~ンと終わってしまったので、正直パート3まで2か月待たされるのがしんどいですが💦
こんな事ならパート3まで全部でそろってから一気に観たかったかも?
取り合えずパート1、2の見どころを↓
ソン・ジュンギのすごさ再認識
大ヒットドラマ「太陽の末裔」の次の作品とのことで注目された、ソン・ジュンギの新作ドラマです。
私自身はソン・ジュンギがすごーく好きかというと、実はそれほどでもなく。
と言いながら彼の作品は全て観ましたが、かっこいいとは思うけど、私のタイプじゃないのですよね~。しかしこのアスダル年代記をみて、彼のすごさを再認識しました。
職業軍人(「太陽の末裔」)にもオオカミ少年(「私のオオカミ少年」)にも、復讐にもえる屈折した愛を抱える男(「優しい男」)にもなれ、更には古代に生きる最強部族の血を引く青年にもなれてしまう。
30歳越えてこの少年ぽさ、純粋さを残すあどけない表情はさすが役者!
「私のオオカミ少年」思い出させる存在感です。
そしてその純粋であったウンソムが、自身のアイデンティティを模索し苦悩しつつ成長する姿、自我に芽生えてゆく姿は、素直に感動を呼ぶものでした。
ネタバレ避けますが、色々な意味で彼にとっては大きな挑戦となる作品だったようです。インタビューでも語っています↓
チャン・ドンゴンのカリスマ的存在感!
ソン・ジュンギ主演作として注目されましたが、実はチャン・ドンゴンも主演級です。
チャン・ドンゴン、さすがとしか言いようのないカリスマ溢れる存在感で、ドラマの中でもカリスマの英雄を演じています。しかしただの英雄ではなく、アンチヒーローとも言える一筋縄ではいかないキャラクター。
苦悩し、裏切り、疑い、常に人間臭いタゴンを熱演しています。
↑長髪のドンゴン様素敵です💛
キム・オクビンの美しさ!
キム・オクビン、正直今までドラマを観たこともなく大好きなソンジュン出演の映画「悪女AKUJYO」で、悪女のイメージしかありません(笑
人気実力ともに確固たる地位のあるのチャン・ドンゴンとソン・ジュンギ、人気急上昇中の若手女優キム・ジウォンと並んでの主演4人の一人としては、正直キャストが発表になった時は「え?彼女だれだっけ??」という感じでしたー💦
が、が!第一話から圧倒的な美しさと存在感で、私の大変失礼な「??」という先入観は吹き飛んでしまいました。このキャスティング見事。
野心と欲望を持ち、狡猾で隙がない。しかし純粋にタゴンを愛する気持ちもどうしても捨てきれない、美しきアルハ。彼女以外に誰がこの役を出来る?というほどぴったりです。
タゴンとアルハの愛だけは、どうかどうか成就して欲しいと願ってしまう私です。シーズン3までにどうなるかなぁ。
キム・ジウォンちゃん、がんばれ!
さて、上で述べた3人の存在感と演技がすごすぎるせいか、どうしてもキム・ジウォンが見劣りする気もします。
「太陽の末裔」「サム・マイウェイ」で一躍人気女優の仲間入りをした彼女です。私はどちらもみましたが、文句なくかわいく魅力的なヒロインでした♪
しかし今作では、今までのドラマからは一段上に上がった存在感や、強い「何か」が必要とされている気がします。ここ!という彼女の見せ場で、どうもそれが感じられず物足りなさを感じることが数回…。
シーズン3ではいよいよ重要な役どころで、神がかった演技が求められることになりそうなので、彼女の成長に期待します!
登場人物が多い
登場人物がやたら多く、部族の名前や神の名前など、相関図が必須と言われるアスダル年代記ですが、私は案外すんなりと馴染むことができました。
一人ずつあげるときりがありませんが、ミセンにも出てた パク・ヘジュン siiがすごくいい役でかっこいい~。タゴン(チャン・ドンゴン)の側近役です。ミセンの課長役とは別人、ワイルドな魅力あふれるムベク。不器用な寡黙な男性好きです(*´з`)
他にも、タゴンの弟役で「この恋は初めてだから」のパク・ビョンウンさん、大役を射止めていました。彼は売れない時期が長かったと聞いたので、活躍がなんだかうれしい。
視聴率が低迷したのはなぜか?
さて、私ははまりにハマった「アスダル年代記」ですが、本国韓国では実はあまり視聴率が振るわなかったそうで、6%~8%程度だったよう。
同時間帯の「ある春の夜に」にも抜かれちゃってたようで、あんなにお金のかかってなさそうな恋愛ドラマに抜かれるなんて気の毒ー💦
同じtvnの制作ドラマと比較しても、確かに振るいません。
「トッケビ」(20%)
「応答せよ1988」(18%)
「ミスターサンシャイン」(18%)
まず話が思ったよりも複雑で、言語や思想の違う部族の描き方も理解に時間がかかるかもしれません。また、話の中心がどうしても策略や謀略などの政治の部分が多くなり、肝心のソン・ジュンギの出番も思ったより少ない?
話がちょっと複雑で分かりにくくなると、視聴率が落ちて視聴者離れが進むのは日本も韓国も同じですね~。
私としてはこの複雑さ=単純ではないドラマの面白さにはまったので、最終シーズンで急に話が単純になったらいやだなぁとちょっと心配ですが。
とにかく最終話までこの作りこまれた世界観が壊れず、グダグダの展開になりませんように!無事に着地してくれることを祈るばかりです。
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