「おひとりさま~一人酒男女」の感想です(^^)/
SHINeeのKEYくんのドラマ初出演作ということで気になっていましたが、実は最初に観た時は1話目でリタイア。面白くないわけではないけれど、特にドラマチックでもない話の展開に2話目を観ないまま時がすぎ・・・
しかし、評判が良いと言う話を聞いて最近になって再度トライ。
結果、ドはまりしました!
話数を重ねるごとに、一見地味に見えた俳優陣全てが輝き始め、キャラクター全てが愛おしく感じてきます。韓流ドラマにありがちな派手な設定はなく、予備校講師と予備校生たちの日常をコミカルに、時に心情を繊細に温かく描きだし、途中数話は本当に泣かされました。
↑ツンデレをやらせたら右に出るものはいない?ハ・ソクジンsii。彼の作品色々みましたが、韓流ラブコメとは一線を画すこの作品の彼を観られてよかった!
おひとりさま 一人酒男女 あらすじ・キャスト・スタッフ
【キャスト】
ハ・ソクジン「1%の奇跡~運命を変える恋~」「3度結婚する女」「伝説の魔女~愛を届けるベーカリー~」
パク・ハソン「スリーデイズ~愛と正義~」「トンイ」
キー(SHINee)
コンミョン(5urprise)「タンタラ~キミを感じてる」「華政(ファジョン)」
ミン・ジヌン【スタッフ】
演出: チェ・ギュシク「ゴハン行こうよ?シーズン2」
脚本: ミョン・スヒョン「ブッとび! ヨンエさん」【あらすじ】
前に勤めていた小さな塾が廃校になり、予備校の激戦区・ソウル鷺梁津(ノリャンジン)の公務員試験予備校で働くことになった国語講師パク・ハナ(パク・ハソン)。同じ日に入社した韓国史のスター講師チン・ジョンソク(ハ・ソクジン)との待遇の差に不満を感じるハだったが、上司の機嫌をとるために日々努力し、1日の終わりに家でひとり缶ビールを飲むことでストレスを発散する日々。一方、公務員試験に向け受験勉強中のギボム(キー(SHINee))は試験準備を言い訳に親から小遣いをもらい楽しくフリーター生活を送っていたが、準備期間が3年を越えプレッシャーを感じ始めていた。コンミョン(コンミョン(5urprise))は母親の命令で公務員試験の準備をすることになり、ギボムとドンヨン(キム・ドンヨン)とともに浪人生活をスタートさせる。
一人酒の理由は
「おひとりさま~一人酒男女」は題名の通り、様々な理由で一人酒を飲む人々を描いたドラマです。
時には一人で、時には友と、時には仲間と。
お酒がなければ始まらない人間ドラマってありますよね。
特に韓国ドラマを観ていると、韓国は飲み文化!とにかく何かというと「飲むか」というシチュエーションになるのはご存知の通り。
一日を終えた自分へのご褒美に
大切な人を想いながら
時には仲間になぐさめられながら
とにかくお酒を飲むシーンがこれでもか!と出てきます。
そこでは思わず本音や弱音もポロリと。
もしくはそれを隠すためにやたらとはしゃいで飲んでみても、不思議と人はお酒の前では結局は正直になってしまう…。
やっぱりお酒っていいなー。わたしもお酒好きです笑
登場人物全てにドラマがあります
ドラマに出てくる登場人物全てに何かしらドラマがあり、その全てを人間関係を交錯させながら描いてゆく手腕が見事です。
脚本が良いの一言に尽きますが、一人一人のエピソードのバランスが良く、更にその行く末のすべてが気になり、見ていて飽きません。
ヒロイン、パク・ハソンさん。予備校の花形講師を夢見る独身アラサー。日々のストレスを一人酒で癒す。ハ・ソクジン演じる「高ガラ」を最初は毛嫌いしていたのだけれど・・。
最初は「ちょっと地味?」などと失礼な感想を抱いてしまいましたが、彼女のふつーな地味さがこの役にぴったり。韓国ドラマで押しの強い女性キャラに慣れてきた身としては、お人好しで、人を思いやるせいで損ばかりしてしまうハナのキャラクターはとても新鮮で、好感度100%でした♪
↑予備校生3人組。恋も勉強も友情も、おばさんの私にはキラキラ輝いて見えました~✨
キー、方言演技は韓国語が分からない私にもニュアンスが伝わりました。
↑「ハベクの新婦」では悪役(というほどでもないけど)に挑戦していたコンミョンも、このドラマでは彼の真骨頂、笑顔の可愛いTHE年下男子!
ヌナを慕う可愛い男子~いいな~
↑ミン・ジヌン演じる予備校講師が「物まね好き」という設定で、ある意味突拍子もないキャラなのですが、この役が最高にいい!
一見すると能天気なおバカキャラなのですが、実は彼には秘密があり…。
彼にまつわるエピソードがドラマの質をぐっと上げたことは間違いないです。ネタバレしたくないのでここまで!
それにしてもミン・ジヌンは最近売れっ子だなぁ。「金子文子と朴烈」でも文子と朴烈の同志を演じ、「アルハンブラ宮殿の思い出」ではヒョンビンの側近の役でした。個性派バイプレイヤーの地位を確立しつつありますね。
↑左はミン・ジヌン。右の予備校の校長役はおなじみキム・ウォンへさんです。この二人のシーン、表情と背中ですべてを語れる、芸達者な二人の見せ所でした!
こうなるといいな~が実現するラブライン♪
主演の二人の恋愛はべたな展開でした笑
しかし、まさにそのべたな展開こそが視聴者が求めていたもの!という気がします。こうなるといいな~♪が実現してゆく心地よさがあります。
5urpriseのコンミョンの爽やかさ、演技に初挑戦したと思えないKEYの熱演も見ものです。上質な脚本とキャスティングの妙、俳優たちの熱演でかの名作「応答せよ」シリーズを彷彿とさせる秀作でした。
一人お酒を飲みながら、是非!
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