「花郎(ファラン)」視聴感想です(^^)/
題名とポスターから、視聴前はとにかく「イケメンをたくさん揃えた時代劇ラブコメ」というイメージが強かった花郎(ファラン)ですが、若者たちの友情と成長を軸に、恋愛あり、アクションあり、涙ありで、思ったよりずっと楽しめた作品でした。
コミカルな要素も多く、最初は気楽に観ていましたが、後半ストーリーが佳境に入るとぐっと引き込まれ、若者たちの熱き戦いと真摯な想いに思わず涙してしまったおばさんです。
パク・ソジュン、パク・ヒョンシクの競演、更には防弾少年団(BTS)のV、SHINeeのミノも出演と見どころ多し!
「花郎(ファラン)」あらすじ・キャスト・スタッフ
【あらすじ】
6世紀の新羅時代。賤民の村で暮らすムミョン(パク・ソジュン)は、生き別れた家族を捜したいという親友のマンムン(イ・グァンス)と共に都へと向かう事に。ところが、二人は禁軍に追われて深手を負い、マンムンは命を落としてしまう。ムミョンはマンムンの本名”ソヌ”を名乗り、彼の妹であるアロ(Ara)を守るために生きようと決意する。
一方、第24代新羅国王のチヌン王は、幼い頃より反対勢力から身を隠し、摂政をしている母・チソ太后の命令で世間に顔を明かさず生きてきた。
しかしいつかは母太后から王権を取り戻し、本当の王として顔を明かして王座につき、民のための国造りをしたいと考えていた。そんな中、チソ太后は貴族の若者を集め、王の親衛隊”花郎(ファラン)”を創成すると宣言。ソヌは親友の命を奪った者への復讐心から、チヌン王は母から王権を奪還すべくジディという偽名で花郎になる。それぞれの目的を果たすために花郎となったソヌとジディはぶつかり合いながらも絆を深め、成長していく…。
【キャスト】
- ソヌ/ムミョン:パク・ソジュン「彼女はキレイだった」「サム、マイウェイ」「キルミー、ヒールミー」「梨泰院クラス」
- ジディ:パク・ヒョンシク「家族なのにどうして」「上流社会」「力の強い女ト・ボンスン」
- アロ:コ・アラ「応答せよ1994」「ヘチ」
- スホ:ミンホ(SHINee)
- ハンソン:V(防弾少年団)
- パンリュ:ト・ジハン
- ヨウル:チョ・ユヌ
- マンムン(ソヌ):イ・グァンス
- 只召(チソ)太后:キム・ジス
このポスターだとまるでSHINeeのミンホ(一番左)が主役みたい・・・
実際は一番右のパク・ソンジュンが主演です。その左がパク・ヒョンシク。
花郎(ファラン)とは?
この時代に実在した、貴族の子弟だけで構成されたエリート戦士集団と言われる花郎。善徳女王にも登場していました。実際は戦闘はあまり行わなかったという史実もあるようですが、とにかく実在はしたということなので、歴史劇の題材としてはうってつけ。
ドラマでは花郎として共同生活をする若者たちの友情や、家柄による衝突などが描かれていて、ここら辺はちょっと「成均館スキャンダル」を思い出しました。
韓国は両班(貴族)と庶民の対比で歴史劇を描くことが多いですね。そして庶民のための政治をする「聖君」をひたすらに求めている。それだけ格差に苦しめられてきた歴史があるんだろうなぁ。
日本の歴史物って判で押したように戦国物が多く、例えば平安時代らへんの若者たちのラブ・ストーリーなんて全く見かけた覚えたがないのだけど、何でだろう~?
昔読んだ「なんて素敵にジャパネスク」は最高に面白かったけどなー!(古くてすみません)
こんなサービスショットもあるので、貼っておきますw
SHINeeのミンホ、BTSのV(テテ)、ZE:Aのパク・ヒョンシクなど超豪華「花郎」メンバー
キャストはKpopアイドルが3人も出るという超豪華メンバー!(※ZE:Aはこの時すでに事実上解散だったようですが)
私はKpopファンなのでまずはそこが目当てで視聴開始。
で、実はこのドラマで初めてパク・ソジュンを観た私は、「え、この豪華メンバーを差し置いて主演をはるパク・ソジュンって、誰?」と思いました💦(視聴したのは2017年です)
でもドラマを観始めてからすぐに彼の魅力に気付きました。主演はやっぱり主演。
その後すごい勢いで「キルミー・ヒールミー」→「魔女の恋愛」→「彼女はキレイだった」「サムマイウェイ」を続けざまに視聴しました。いわゆる美形イケメンじゃない気もしますが、彼の飾らない自然体な男らしさが私は好きです♪
パク・ヒョンシクはこの花郎後、パク・ソジュンにも負けない勢いで役者として活躍していますね。(「力の強い女ト・ボンスン」や米ドラマリメイクの「スーツ」など)
世子として育てられた気品とプライドの高さ、それに反して自分が王としてふさわしいのかと葛藤する役にぴったりでした。
そしてSHINeeミンホ、BTSのVはどちらも実はライブで生で観たことがあるのですが、ステージ上では誰よりも輝く主役な彼らも、ドラマではしっかり脇役をこなしていました。
特に演技初挑戦のVは、ステージ上でみせる表現力はやはり本物だった!と思える泣きの演技も。
ミンホは両班(貴族)の息子で育ちの良い坊ちゃんでもあるけど、情に厚い男らしい面もある、ってミンホ本人そのものの役な気がしました。
美しいテテの涙↑
でもドラマの中よりも、やっぱりステージ上で歌って踊ってる方が100倍素敵かも。
「花郎(ファラン)」ヒロインだけが・・・
さて、そんな豪華花郎メンバーには満足なのですが、この花郎メンバーの中で紅一点、皆に愛されるヒロイン役のコ・アラちゃんだけは最後までどうしても納得がいきませんでした💦
誰もかれもが彼女を好きになるのに、そこまで魅力あるか?と笑
ちょっとコミカルな要素が多すぎた演出のせい?脚本のせい?
Araちゃん、「応答せよ1994」では最高に良かったのですが、時代劇には合っていない気もして、ミスキャストかなぁ。
「花郎(ファラン)」まとめ感想
この作品と半年ほど前後して「麗~花萌ゆる8人の皇子たち~」の放映があり、同じ時代劇でイケメン俳優をこれでもかとキャスティングした似たような設定で、何かとこの「花郎(ファラン)」と比較されました。
私はどちらも観ましたが、似たような設定でも全体にただよう雰囲気が「陰と陽」で対照的だった気がしています。この「花郎ファラン」が陽です。
時空を超えた悲恋に涙して胸キュンしたいなら「麗」がお勧め!
イケメンたちの恋と友情と成長にスカッとしたいならこの「花郎」がお勧めです!
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