「家族なのにどうして」の感想です!
なかなか手を出せない全79話(Unext版。もともとは50話くらい?)のKBS週末ファミリードラマ枠に、ヒョンシクとガンジュン観たさに挑戦しましたー!
男手一つで3人の子どもたちを育て上げた子煩悩な父親が、成人しすっかり親の有難さを忘れてしまった子ども達に対して、ある事をきっかけに「親不孝訴訟」を起こすというお話。
これだけ聞くと荒唐無稽な設定な気がして、コテコテの一昔前の韓流ドラマかな~と思ってしまい、最近今風の洗練されたドラマばっかり見てたので、どうも食指が動かず~💦
が、が、ほんとに観て良かったです。
視聴率40%越えはやっぱりだてじゃなかったなぁ。
もっとイライラする「どうしてそうなる?!」系の脚本かと思ったら、全くそんな事はなく、3人の姉弟たちの恋愛と結婚を軸に、ラブラインもすごく楽しめ、何よりも心から「家族って本当にいいなー」と思える素晴らしい作品でした。
長丁場を飽きさせず、うまく最後まで描き切る脚本には感服!
「家族なのにどうして」あらすじ・キャスト・スタッフ
【キャスト】
- ユ・ドングン「九家(クガ)の書~千年に一度の恋~」「ATHENA-アテナ-」
- キム・ヒョンジュ「Watcher」
- ユン・バク「グッド・ドクター」「瑠璃〈ガラス〉の仮面」「女王の花(原題)」
- パク・ヒョンシク(ZE:A)「ナイン~9回の時間旅行」「相続者たち」
- キム・サンギョン『殺人の追憶』『悪魔は誰だ』『殺人依頼(原題)』
- ソ・ガンジュン(5urprise)「ずる賢いバツイチの恋」「華政(原題)」「恋はチーズ・インザ・トラップ」「Wacher」
- ソン・ダムビ「光と影」「MY DREAM~マイドリーム~」
- ナム・ジヒョン「ショッピング王ルイ」「100日の郎君様」
【スタッフ】
監督:チョン・チャングン「我が家の女たち~甘くて苦い恋のサプリ~」「オフィスの女王」
脚本:カン・ウンギョン「製パン王キム・タック」「九家(クガ)の書~千年に一度の恋~」「栄光のジェイン」
ヒョンシクとガンジュン
このKBS週末ファミリードラマ枠は、日本で言うところのNHKの朝ドラみたいな感じなのかな?
このドラマ枠から、数々の新人俳優が国民的人気俳優に育つようです。事実二人はこのドラマ後大活躍ですよね。
ヒョンシクは新人とは思えない表現力で、大胆かつ繊細に一家のマンネ(末っ子)を演じていて、先に「上流社会」や「力の強い女ト・ボンスン」を観ていたので御曹司のイメージが強く、こんな貧乏3枚目路線も出来るんだ!と意外でした。
と同時に、こんなにコミカルな演技がちゃんと出来るなんて彼の役者としての器用さにびっくりです。演技はコメディが一番難しいというけれど、少し大げさな動きや話し方、コロコロ変わる表情がすごく生き生きとしていて、実は御曹司役より合ってるかも?
シットコムも出来そうなヒョンシク↓
ガンジュンはこういう役をやらせると、こういう無難な演技になるよね💦と言う感じで(「アントラージュ」や「ずる賢いバツイチの恋」と似た感じ。)「恋はチーズ・イン・ザ・トラップ」の表情も感情も豊かなガンジュンを知ってしまった今となっては正直ちょっと物足りない気もしました。
でもウノはクールで斜に構えたひねくれキャラ、この演技しかなかったよねー。↓
↑それぞれの役にぴったりのキャスティング。
でもガンジュンのダルボンも観てみたかったかも。ガンジュンにも出来るはず!!(でもお顔がきれいすぎて豆腐屋の三男坊には見えないか・・・)
包容力抜群、ナム・ジヒョンの魅力
「田舎から出てきた素朴な純情娘」と言えばナム・ジヒョンでしょう!ってくらい、ソウルの役はまってました。
ちょっと野暮ったいあか抜けない感じがちょうどよく、更に最初は「普通の子だなぁ」と思っていても、ずっと見ているとすごくきれいに見えてくる、実は正統派の美しさが彼女にはあると思います。
そして彼女の最大の特徴は「母性を感じさせる演技をすること!」のような気がします。そういうキャラクターというのもあるでしょうが、包容力を感じるのですよね。
実は私は「ダルボン&ソウルのカップル」が主役と思ってこのドラマ観てました~。だって二人がどうなるかが一番気になって!
ダルボンがソウルのために成長しよう、いい男になろう!とする姿を観るのが一番萌えました(*´з`)
実はちょっと苦手だった人
登場人物がとても多いドラマで、どの人物にもそれぞれエピソードがあり、愛すべきキャラが多いのですが、物語の中でも大きなウェイトを占める長女ガンシムの恋の相手、サンギュンだけは私は最後まで苦手でした~💦
あんまりドラマでこの人苦手…と思う事ないのですが、どうしてもすごく素敵な長女が彼に惹かれる理由が分からず?!極端にコミカルな演技やちょっとおねえっぽく見えるしぐさ、表情など、「もっとふつーにかっこいい人で良かったんじゃ…?」とドラマみてる間ずっと思ってしまった…。だって出番多いんだもん。
30代の男性俳優ってかっこいい人たくさんいるし、いわゆるイケメン!じゃなくても、よくよく見ると段々カッコよく思えてきた、という俳優さんだったらよかったのになぁ~
まとめ感想
「そう、これが人生だ」
これはドラマの軸となる、父がたびたび口にするセリフです。
人生とは日常のささやかな幸せ、喜びや悲しみ、日々の些細な生活そのものであるという事を、子どもたちに気づいてほしい。そんな父親の想いの詰まったシンプルながらもふかーい言葉なのです。
このドラマは、大袈裟でなく「そう、これが人生なのだ」と、私も気づかされた人生の一本となりました。
私もこのドラマの登場人物たちのように、プライバシーもデリカシーもない家族に囲まれながら、ケンカして仲直りし泣いてわめいて笑って、でも肩を寄せ合い、そういう風に生きてゆきたいと、心底思いました。
それを確認できただけでもこのドラマ見てよかったな~。人生も半分を越えた方にはおすすめです。
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