韓国ドラマ「大丈夫、愛だ」の感想です。
こういう大人向けの上質な脚本のドラマを観ると、韓国ドラマってもうひとくくりに「韓流」にはできないなぁとつくづく思います。
チョ・インソン、コン・ヒョジンという人気・実力ともに兼ね備えた、大人の魅力満点の二人が主役。それだけで作品のクオリティはお墨付き!と楽しみにしていた作品。
結果、期待を裏切らない、胸キュンあり、涙と笑いあり、愛のすばらしさを再確認できる深みのあるストーリーが素敵な作品でした(^^)/
あらすじ・キャスト・スタッフ
【ストーリー】
チ・ヘスは様々な問題を抱えた患者と向き合う精神科医。男顔負けの手腕で慌ただしい日々を送りながら、自身も異性と関係を持つことを怖がる“恋愛恐怖症”を克服しようとしていた。ある日トークショー番組に出演することになったヘスは、イケメンベストセラー作家のチャン・ジェヨルと出会う。精神科医をバカにした物言いに反感を覚えるヘスだったが、ジェヨルは素っ気ない態度のヘスに興味津々。彼女が住むシェアハウスに越してきて、積極的なアプローチを仕掛けてくるが…
【キャスト】
- チョ・インソン「その冬、風が吹く」「バリでの出来事」
- コン・ヒョジン「主君の太陽」「最高の愛」「パスタ~恋が出来るまで~」
- D.O (EXO)「100日の郎君様」
- イ・グァンス「優しい男」「シティーハンター in Seoul」
- ソン・ドンイル「応答せよ1997」『怪しい彼女』「パリの恋人」
- ヤン・イクチュン『息もできない』『中学生円山』『ああ、荒野』
【スタッフ】
- 演出:キム・ギュテ「その冬、風が吹く」
- 脚本:ノ・ヒギョン「その冬、風が吹く」
キャスティングのセンスの良さが光る
脇を固める俳優陣も個性的な名優さんが多く、そこにアイドルグループEXOのD.Oを重要な役どころで入れたあたり、キャスティングのセンスの良さが光ります✨
視聴前は「この演技は揃いのベテランメンバーにアイドル俳優を??」と少々心配になったのだけど、ふたを開けてみればそのD.Oの演技が予想を超えて素晴らしく、とてもアイドルとは思えない、子役から活躍してきたベテラン俳優?と思えるような名演で、何度も泣かされました。
(追記:※この視聴記録は2014年に書いたので、その時はD.Oはまだ演技ドルとして今のような地位を確立してなかったんですよね~。2019年、今やアイドルじゃなくてもはや俳優ド・ギョンス。)
そしてもう一人光るキャスティングと言えば。チョ・インソンの兄という重要な役どころに「息もできない」のヤン・イクチュンが!粗野で粗暴で社会不適応者…ヤン・イクチョンの愛はいつも不器用で切ない。今回もそんな愛を抱えてもがく兄を熱演し、作品のスパイスとなってます。この他にも個性派俳優のイ・ガァンスさんなどが脇をかため、ドラマに深みを与えています。
揺れながら咲く花
「大人はみんな傷だらけ。」というキャッチコピーが切なく優しい。
そう、生きていればみんな多少なりとも傷を負う。
作品に出てくる、韓国では有名らしい詩「揺れながら咲く花」にそれが象徴されています。
揺れながら咲く花
ゆれずに咲く花がどこにあろうか
どんな美しい花も
ゆれながら咲いたのだ
ゆれながら茎をまっすぐ立てたのだ
ゆれずに生きていく命がどこにあろうか濡れずに咲く花がどこにあろうか
どんな輝く花も
濡れながら咲いたのだ
風と雨に濡れながら花びら暖かく咲いたのだ
濡れずに生きていく命がどこにあろうか
この詩の通り、風に吹かれ、雨に打たれ、それでも必死にまっすぐと伸び、それぞれの場所で花を咲かせようと一生懸命生きる登場人物たちの姿が素敵でした。
良いドラマをみました。
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